無敵の人になってしまったが、抗うためにブログを始めた。
いきなりだが、俺はもうすぐ41歳になる無職だ。
手持ちの金はほとんどなく、90万円の奨学金と住宅ローンがある。
車の免許はない。真っ当な職歴もない。
精神障がい者手帳三級を2020年に取得したが、2年前に期限は切れた。
低IQで、長年の飲酒で脳はぐずぐずに溶けている。
ずっと長いことコールセンターという世界で時給で暮らしていた。
深夜に長時間働き続けたせいで鬱病になり、休職をしたが焦って復職し職を失った。
抗うつ剤を飲み過ぎたせいで、というか、オーバードーズをした影響で尿閉という病気になり、1ヶ月間部屋で伏せっていた。
仕事を探し始めて、現実に打ちのめされている。
何せ、面接にも辿り着かないのだ。
それは当然で、40を超えたアルバイトはなるべく取りたくない。
俺も前職は時給だけど管理者で、派遣から上がる40過ぎをガンガンに弾いていた。
今日は何とか面接にありつけたが、「採用者のみ連絡をする」と言われてきていないのでまぁ落ちているのだろう。困った。
困ったが、土日には仕事の面接は進まない。俺はただ、無為の時間を過ごしている。
世の中の事は俺には全く分からない。テレビの電源は入らないし、Xは1ヶ月半ほど前に辞めた。もうSNSをやることはないだろう。いや、厳密に言えばブルースカイのアカウントがあるのだが、あそこには人が殆どいない。
暇なので、俺はNOTEを書いた。俺がXで所属していたクラスタが読者としてつき、ADHDや鬱病患者や生活保護者や境界知能の子どもを抱えたひとからコメントが付いたりもした。俺は診断済みのADHD患者でもある。
それはともかく、スキ、とかいうやつがそれなりについた。調べてみたらアクセスもそこそこあった。ただ、何となくそれが面倒くさく感じた。
NOTE特有のノリ、とでも言うのだろうか。あの、生きにくさを共有する感じが自分の肌には合わなかった。俺に合わないと言うだけで、あのノリで救われる人はたくさんいるのだろうが、とにかく俺には合わず、読まれることにどんどん膿んでいった。
で、俺はNOTEを消して、ブログを始めた。
はてなと言えばコンビニ店長だ。彼が今どこにいるのかはしらない。最近は黄金頭さんのブログを楽しく読んでいる。あれは凄い文章だな、と思う。憧れるけども、彼らのように俺は文章を書けないだろう。
俺は多分、ずっと愚痴を吐くだろう。そんなことをしても意味はない。意味はないが、本当に無敵の人になった今、俺は俺が怖い。世間に戻りたいが、困難だ。
とにかく、真っ当に生きなければいけない。働き口を見つけないといけない。時間はどんどん過ぎていく。怖い。数ヶ月前まで手取りで25万貰えていたのはなんだったんだ? その金はもうない。金を貯められたことはほどんどない。
それでも、生きて行かざるを得ない。だから俺は、帰りに買った「ふつうの軽音部」を読んで、笑うことにする。
明日は良い日になると良いが、ならないだろう。
これから、遺書のつもりでブログを書いていく。